2021/06/10 09:22

JLPT(N3)対策教案シリーズの一つ、「とは限らない」。
こちら特に、わたしでは作成できなかっただろう文型の一つです。
ブラックな例文しか思いつかない自信があります。

「先生がいつも正しいとは限らないですから、授業中、おかしいなと思ったら質問してください」とか。これ、日本語学校で発言したら教務主任からかなり注意されることでしょう。

「アルバイトの先輩が法律を守っているとは限らないですから、困った時には日本語学校に相談してください」
「日本人がみんな正直とは限らないですから、気をつけてください」
むしろ学生さんに言うべきことかもしれませんが、わざわざ授業中に言うなと、やはり日本語学校からクレームが来そうです。



ただ、文型「とは限らない」の授業は学生さんに、そのまま信じる前に一度「本当かな?」と考える大切さを教えられる、絶好の機会だと思います。授業中余裕があれば、そんな話をしてみてもいいかもしれませんね。

皆さんは、今、日本語を勉強しています。日本の人の話を聞くのは大変です。でも今日、文型「とは限らない」を勉強しました。ですからこれからはもし、あれ、これは変だと思ったら「いつでも正しいとは限らない」と考えてください。
ニュースや新聞を見るときも、「いつでも正しいとは限らない」と考えます。もちろん正しい説明もあります。
みたいなかんじでしょうか。




さて、こちらのJLPT(N3)対策教案「とは限らない」の導入・練習問題は、公共良俗上問題なく、また幅広いシチュエーションに対応したものになっていますので、安心してお使いいただけますよ。

日本語教師歴8年以上、JLPT(N3)対策の実績をお持ちのskka様に作成いただいています。
ぜひチェックしてみてくださいね。


〜教案の構成〜
全3ページ

導入1:「日本人はみんながお金があるとは限らない」
導入2:「留学生はお金がないとは限らない」
用法の説明→接続の説明→コーラス
導入3(い形容詞):「高いとは限らない」
導入4(な形容詞):「毎日きれいだとはかぎらない」
導入5(名詞):「日本の会社は土日休みだとは限らない」
練習問題 10問+学生さんの自由作文1問