2021/05/27 16:25

日本語教師の方は本当に努力家で真面目な方が多いです。10年以上日本語教師として同じレベルを教え続けている日本語教師の方でも、「この教え方でいいのか不安だ」とこぼしていらっしゃるというのは、よくある話ですね。日本語教師としてデビューしたばかりの方、わたしのように日本語教育能力検定試験合格だけで日本語教師になってしまった方はもっと不安な思いをされていることでしょう。

 

「この教え方でいいのか」と不安になる時、教え方がわからない時があるのは、むしろ日本語教師の素質の一つなのではないかと、わたしは思っています。

もし、「わからない、どうしよう」と悩むことがなければ、あなたの学生さんが抱いている日本語がわからないという気持ちを想像するチャンスを1つ失ってしまうからです。

 

 

わたしは2歳の頃から英語を勉強していたので、中学生~大学生の頃は「英語を教える人になろうとは思わないの?」と言われたこともありました。しかしわたしは小さい頃から、英語はとりあえず丸暗記というかんじだったので、英語で悩んでいる人についてイメージすることが正直できませんでした(当時、英語はけっして大得意ではありませんでしたが、周囲にいる人より少し得意でした)。「他の教科は教えられても、英語だけは絶対無理だ」と子どもながらに思ったものです。

 

日本語教師をやっていて、「この教え方でいいのか」と不安になったときはどうか。「わたしには学生さんの不安に寄り添える素質があるんだ」と自分を褒めてあげてください。そのうえで、自分だけで考えても時間ばかりが流れてしまう時には、「日本語教師のネコの手」の教案・教材をご活用ください。

 こんな教材で、日本語教師のあなたを応援します!