2021/05/27 15:05

わたしは、英語の勉強は嫌いですが(勉強全般嫌いです)、英語の本を音読するのは好きです。ちょっと手持無沙汰になったとき1章分だけ読んでいます。特に児童文学は、日常生活の英語がそのまま書かれているので、同じ本を最低でも35周は読むようにしています。すると、お話の型のようなものが身についてくるみたいなのです。

 

高校のとき、英語の宿題で物語の続きを英語で書くというものがたまにあったのですが、いつ何の題材で書いても「まるっきり、小さいころによく聞いていた物語のシナリオにそっくり」と母に言われていたものです。ちょっと言い訳をしてしまうと、たとえ物語の続きというあらかた方向性が定まったお話だとしても、完全に自分で考えたとしたらすごく大変だったと思います。シナリオが体にしみこんでいたからこそなんとかそれっぽくできたのではないかと思います。

 

 

話は変わりますが、教案作成に早く慣れるためには授業の進め方の型に一日も早くなれることが重要だ、とよく言われますよね。このためには教案作成の回数を重ねるのもたしかに大切ですが、教案を繰り返し音読する、またはボイスメモに吹き込んで繰り返し聞くことも効果的だと思います。ボイスメモをシャドーイングするのもいいですね。

さらに、これから担当する文型か否かにかかわらずさまざまな作成者による教案を読み比べするのもおすすめです。教案を添削してくださる親切な日本語学校も多いですが、教案実物を見るのが一番です。

わたしたちにとって、0から100をつくることはとても難しいです。その代り、1からなら1000でも100000でも積み重ねていけます。

ぜひ、いろいろな教案を読み比べ音読し、教案作成力をぐんぐんアップデートしてみましょう。ありがたいことに、今の時代はオンラインでみんなの日本語の教案を無料公開しているサイトがとても多いです。まずはそれらを確認して、物足りなくなったら「日本語教師のネコの手」の教案もチェックしてみてくださいね!

 こんな教案があります