2021/05/08 11:59

良心的な日本語学校では、採用されたばかりの日本語教師のために専任講師が教案の添削をしてくださります。

かつて私が日本語教師だった頃、同じようなところで添削されることが何回か続き、専任講師の方に大変ご迷惑をおかけしてしまったものです。

 

 

さて教案を添削してもらうときのプロセスは一般的にこんなかんじですね。

ひとまず自分で教案を最後まで作ってみる→添削を受ける→アドバイスに沿って修正する

日本語学校で教案を添削してもらえない場合、オンラインで添削した後の教案を解説くださるサービスも存在しています。とてもありがたいですね。

 

 

一方、修正が必要な教案では作り始めるまえの発想がそもそもあまりよろしくないこともあります。導入の始め方や説明はくどいのか足りないのかという価値基準からつまづいていると、いくら文型ごと、ケースごとに修正してもらっても、根本的に何がダメなのかわからないまま時間ばかり過ぎてしまいます。

こうした時は、すでに日本語教師として授業経験を積み重ねた方の教案を見てしまったほうが、自分の教案の弱点が見えてくるかもしれません。

実績ある日本語教師の教案を見てみることは、その方の思考プロセスをのぞいてみることに近いと、わたしは考えております。話の持っていき方はまるっとまねして、文型や単語だけ入れ替えてみるところから教案作成を始めるのもおすすめです。

 

 

もし、何回も教案添削を受けていてもなかなか改善の実感を得られないなら、「日本語教師のネコの手」の日本語初級レベルの教案を参考にしてみてはいかがでしょうか。