2021/05/07 11:33

「日本語教師のネコの手」の練習用PowerPointスライドで最も多く登場する人物は?

「わたし」です。自作や他所でリリースされている日本語教育教材でもだいたいは、「わたし」が多いです。お使いの教科書の人物名を使う場合もあるでしょう。文型シラバスの代表選手「みんなの日本語」ならミラーさんなど。

 

「日本語教師のネコの手」では、日本語教育教材での登場人物名についてあなたの学生さんの名前に変更して使うのも一つの方法としておすすめします。

(「わたしは~」については、実際に必要なのでそのまま練習するのももちろん必要です)

こちらの、日本語初級文型を練習できるPowerPointスライドでも、「わたし」「やまださん」「エレナさん」「スミスさん」「はるかちゃん」が登場しますが、それぞれ個人の使用範囲内なら編集可能です(編集の有無にかかわらず二次使用は固く禁じております)

 

どこの誰だかわからない人の名前でなく、学生さんの名前を使うことで文型に親近感をもってもらえます。単純に、自分の名前を呼んでもらうのは嬉しいですよね。

例文に学生さんの名前が入ることで、自分事として意識してもらえ、また、実生活で例文を使っているのを想像しやすくなります。

どんなに利他的な人でも、基本的には「わたし」が一番大切です。その大切なわたしを指す名前で練習問題が出てくれば、単なる練習問題でなく、あなたの授業の楽しいワンシーンとして学生さんの記憶に残ります。

 

 

あともう一つ、学生さんどうしで注目するようになるので、一緒に進級するぞ!という仲間意識アップにもつながります。特に新学期が始まったばかりだと、席が離れている学生さんの名前は覚えるのに時間がかかります。また、普段の休み時間に話す機会がない、注意がいかない学生さんもいることでしょう。こんなとき、練習問題はクラスの結束を強める絶好のチャンスです。

 

これまでも登場人物名に注意していたあなたも、今日初めて気にかけたあなたも、学生さんの名前を使って練習問題をやってみてください。

日本語初級文型を練習できるPowerPointスライドはこちら。アニメーションつきです。