2021/05/06 11:54

今学期、初めて日本語学校で授業することになったあなた、おめでとうございます。2020年に勃発したコロナの中、採用まで漕ぎつくのは本当にすごいです。



さて、初めて担当するクラスのレベルは何でしょう?

よくあるのが初級後半、その次に多いのが初級前半です。

初級後半は、文型がまだ比較的シンプルな一方、学生さんの語彙力のおかげで直説法での説明がしやすいというわけで、日本語学校デビューの先生の担当に適しているからです。


日本語教師養成講座を出ず、日本語教育能力検定試験だけで採用された方は、授業デビューの前に授業見学の期間があります。

やっかいなのは、授業見学の期間の後急に、あなたの担当レベルが変更になった場合です。


授業見学のときは当然、あなたの担当レベルを見ていくはずです。

例えばずーっと初級後半クラスを見学していたのが突然、初級前半クラスを教えることになったら。

使っていい語彙が違う。話すテンポも違う。

初級前半初級後半も、なかなか困ると思います。ペースをゆっくりにしすぎてしまうとか、学生さんの反応への対応とか。

専任の先生からは「基本的なことは共通しているし、こちらもサポートしますよ」とは言ってくれるのですが、初めて授業する側としては、ちょっとの違いが大きな違いですよね。



急に別のレベルの教案や教材を作るのが大変だなと思ったら、「日本語教師のネコの手」を思いだしてもらえたらなと思います。


もちろん、日本語教師として教えるスキルを上げるためにできる限りご自身で準備したいという気持ちはとても大切です。


日本語学校な急な方針転換で時間がないときや、

準備を進めるなかで、「この教え方で大丈夫かな?」「この文型の教材は準備に時間がかかりそうだな」というときがあれば、ご活用ください。

日本語初級の教材一例



「日本語教師のネコの手」こんな教材で、あなたに「ネコの手」をのばします。