2021/03/28 11:34


JLPT(N3)対策で大事な文型「~べきです」「~ほうがいい」「~たらいいです」

わたしたちの日常には、「~べきです」であふれています。

「朝ごはんを食べるべきです」「野菜を350g食べるべきです」「働くべきです」「職場に行くべきです」

 

「~べきです」は社会の決まりごとや、安全に生活するために必要なことを説明するときに使います。学生さんは、「~べきです」のような文型を知っていると、話の真剣度を理解することができます。似たような文型に「~ほうがいい」や、「~たらいいです」がありますね。

日本語学校での文型「~ほうがいい」使い方例

さてさて、ここであなたの日本語学校の学生さんを思い出してみてください。

どんな日本語学校にも、少なくとも12人はいますよね、全く勉強しない学生さん。仮に、Aさんとしましょう。もっとも、中間試験や期末試験の前に突然ギアチェンジする学生さんもいることでしょう。それでも、語学の勉強は積み重ねが大事。なんとか勉強してほしいものです。日本語教師のあなたは声をかけます。


「毎日、勉強した『ほうがいい』ですよ」

 

日本語学校での文型「~たらいいです」使い方例

あなたの説得で納得したのでしょう。語学の勉強は、中間試験や期末試験でいい結果を出せばよいというものではなく、毎日続けることが大事なんだと。でも、Aさんには問題があります。宿題はやるのですが、自主学習のやり方がわからないのです。Aさんはあなたに質問します。


「宿題の後、何を使って勉強しますか。」


あなたは嬉しくなりました。おお、Aさんがやる気だしてくれたよ。まずは、「日本語が好き」という気持ちを持ってもらうことが先決だな。変に固いものじゃなくて・・・


Aさんは、本を読むのが好きですね。簡単な本を読ん『だらいいです』よ」

 

Aさんは、宿題の後に日本の簡単な本を読むようになりました。これがきっかけで、自分で参考書を買ってJLPT対策も始めました。もっと難しい本も読めるようになりたい、と火が付いたようです。めでたし、めでたし。

 

日本語学校での文型「~べきです」使い方例

さて、あなたの日本語学校にもう一人、全く勉強しない学生さん、Bさんがいます。Bさんは期末試験が近づいても全く勉強する気配を見せません。しかも、中間テストは平均点を大きく下回っています・・・このままでは再履修もあり得ます。放課後にBさんを呼び出します。


「このままでは進級が難しいです。勉強する『べきです』よ」


Bさんは、あなたの真剣さが通じたのか、やっと勉強を始めましたとさ。


文型「~べきです」の教案で日本語学校でのJLPT(N3)対策をしよう

というわけで、日本語学校の学生さんに、日本で安心・安全に留学生活を送ってほしいと願う日本語教師のあなたは、この教材をチェックしてみてくださいね。「~べきです」は、JLPT(N3)対策にも不可欠ですよ。

〜教案の構成〜
全3ページ

導入1:「日本語が上手になりたかったら、もっと◯◯べきだ」
導入2:「健康のために、◯◯べきだ」
用法の説明→接続の説明→コーラス→確認問題1つ

導入3:「テストの前の日は、遊ぶべきではない」
確認問題1つ→コーラス

練習問題 8問+学生さんの自由作文1問

「つもりです」との違いの説明
「しなければならない」との違いの説明

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文型「~べきです」の前に、「~ほうがいい」と「~たらいいです」の違いを学生さんに教えたいあなたは、この教案がおすすめです。