2021/03/20 07:04


生活に根ざした教案って難しい



日本語教師にとって、学生さんの生活スタイルにぴったりのシチュエーションに即した例文作りって難しいですよね。

例文それぞれは学生さんのニーズに合うものを揃えられても、シチュエーションが完全に独立しがちなのではないでしょうか。
というかわたしが日本語教師だった頃、正直そこまで気が回らなかったです。

無理に1文型の導入で1ストーリー作ろうとしてもチグハグになるだけだし...
学生さん=パーリーピーポー
じゃないのに、パーティーさせすぎ(*_*)
という話はたま〜に取り上げられたりしますよね。




実生活に役立つシチュエーションの教案

実は「日本語教師のネコの手」は、実生活に役立つシチュエーションの教案を作る天才的なスキルをお持ちの日本語教師から教案をご提供いただいています。
その名は、Fummさん。


Fummさんは普段は、地域の日本語ボランティアとして活躍されています。
日本語ボランティアとして学生さんの生活に密着しているからこそ、「生活で使える日本語」の教案を生み出したのですね!





〜Fummさんの教案紹介〜

1.「ほうがいい」~風邪をひきました。どうしますか?~


(教案対応のスライドより)


「ほうがいい」では、「風邪を引いたら病院へ行ったほうがいい」「A病院のほうがいい」など、風邪をひいたときのシチュエーションに特化しています。


2020年からコロナが流行っていることもあり、ちょっとした体調不良でも学生さんにはものすごく不安です。
保険証とか、病院の種類とか、平時から教えておけば、学生さんも安心ですね。
「風邪を引いたら◯◯ほうがいい」はお国によっていろいろ分かれそうなので、学生さんに発表してもらうと盛り上がること間違いなし(๑˃̵ᴗ˂̵)


「風邪を引いたらお風呂に入らないほうがいい」VS「風邪を引いたらお風呂に入ったほうがいい」とか、
「風邪を引いたら暖かくして寝たほうがいい」VS「風邪を引いたら布団を被らず寝たほうががいい」などなど。
ちなみにわたしは日本生まれ日本育ちですが、
「風邪を引いたらお風呂に入ったほうがいい」派です( ^ω^ )




2.「~たり~たり」~お正月には、何をしますか?~






「お正月にはお餅を食べたり家族と会ったりします」というふうに、日本のお正月について紹介できます。お正月も、お国によって違いが分かれるから面白いですよね。

学生さんに「お正月には〜たり〜たりします」と発表してもらいましょう(^^)


3.「(意向形)と思っています」「~予定です」~休みの日に、何をしますか?~


(教案対応のスライドより)





教案のなかでは、ゴールデンウィークの予定を話す練習をすることができます。
予定を話せると、(コロナが収束したら)日本人のお友だちを遊びに誘ったり、誘ってもらったり、活動範囲が広がりますね。




Fummさんは教案対応のスライドやプリントを作ることも得意としているので、こちらも順次入荷していきます。


日本の文化や生活にも触れながら日本語の文型を教えたい日本語教師のあなたへ

・「ほうがいい」
・「~たり~たり」
・ 「(意向形)と思っています」「~予定です」
を、学生さんの生活に沿ったシチュエーションで、日本の文化や生活にも触れながら教えたい日本語教師のあなたはぜひ、チェックしてくださいね(^o^)